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菜の花プロジェクト奈良

菜の花プロジェクト循環サイクル

新菜の花オイルができました

 6月に収穫したナタネは、さらに乾燥した後に搾油し、今年の新しいナタネ油としてデビューしました。
搾油の方法は、昔ながらの圧搾搾りです。乾燥したナタネを焙煎し、他に何も加えず搾油機にかけて圧搾して油を搾り、ろ過するだけという方法です。
原料(ナタネ)のまま搾られた油は「バージンオイル」と呼ばれ、原料そのままの風味を残し大変おいしくまた無添加なので安心です。

菜の花サポーター募集中
 菜の花プロジェクトを進めるために、それを支援していただけるサポーターを募集しています。
サポーターに登録された方には、新菜の花オイルとレシピ集を差し上げます。
詳しくはこちらPDFをご覧ください。

菜の花プロジェクト

 遊休農地に菜の花を植えて、地域の景観を良くし、安全安心なナタネ油を絞り、油かすは堆肥に、廃植油は回収してせっけんや燃料に再利用する活動です。
・菜の花による農村景観の保全
・安全、安心なナタネ油の生産
・廃食油の回収
・BDF(軽油代替燃料の生成)
・BDFによる公用車などの運行
・油かす、生ごみなど身近なバイオマス資源のたい肥化利用
・堆肥による安全でおいしい野菜の栽培や園芸の普及


廃食油の回収と燃料利用

家庭の廃食油は貴重なエネルギーです
 
 家庭からの廃食油発生量は全国で年間14万kℓと推定されています。これを回収して軽油代替燃料(BDF)に利用すればその分、化石燃料の消費が減り、温暖化の防止に貢献できます。
 私たちは、2008年3月から奈良県全域で廃食油の回収に取り組み、廃食油回収ステーションは現在100か所余り、年間の回収量は2008年が12400リットル、2009年は16000リットル、今年は月平均で1500リットルと毎年増加しています。 廃食油の回収には、市町村、学校、新聞販売店、JA支店、地域商工会、寺院など、いろいろな方の協力をいただいています。
 回収した廃食油は天理市の社会福祉法人自然塾でBDF燃料化し、県内の自治体、企業、農家などの利用が徐々に広がっています。
 この活動を通じ市民参加の輪が広がり、その他生ゴミなどの有機性資源(バイオマス)の循環利用も含め、「循環型社会つくり」や「バイオマスタウン」につながっています。

おひさま堆肥

おひさま堆肥 家庭の生ゴミがおひさまの力で良質のたい肥に!!

 市民が、家庭から出る生ごみを「おひさま堆肥ケース」で一次処理し、それを集めて良質のたい肥に変え、市民に還元して花や野菜作りを楽しむ取り組みです。

 おひさま堆肥に関する詳しい資料・作成方法などはこちら
おひさま堆肥 ほうれんそう写真上:おひさま堆肥BOX
写真下:おひさま堆肥で育つホウレンソウ(葛城市役所前にて)

バイオマスの利活用で地域が元気に

おひさま堆肥ハウス 「バイオマス」とは、動植物から生まれた再生可能な有機性資源のことで、生ゴミや家畜排せつ物、木くず、もみ殻などがあります。バイオマス資源を有効に活用すると新たな温室効果ガスの発生がないので「地球温暖化防止」の効果があります。
 奈良グリーンサポートネットは、バイオマスタウンを支援しています。

写真:市民ボランティアによる「おひさま堆肥」つくり(葛城市)



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